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セカイのオワリとイウ名の…

セカイのオワリとイウ名の…

黒煙

見た目に全てを左右されながら
ひどく入り組んだ迷路を作り
小さな箱に大事にそだててた
ちっぽけな花は踏みにじられて
痛みに任せてなりふり構わず
微かなプライドかき立てながら
遠くの景色に微かに見える 

全てを飲み込む黒い煙に

歪んだ常識崩れた常識全ての根拠に及ぶ悪意が
脅威的なスピードで駆け抜けて轟音と共に何が目覚めた

生きていることがトラウマの彼と 被害妄想の塊の僕が
何かのはずみで交わった時 螺旋を乱す黒い煙に

黒煙はとめどなく 森を街を僕を覆い
その僕は只一人友達が欲しいだけだった

コワレタおもちゃをネジに差し出せば新しい物を与えてくれた
無限の偽りの愛の中で 現実の空に目をそむけてた
昨日も今日も明日も  只々ロボットの部品を作る少年
何くわぬ日々の暮しの中に 確かに見てた黒い煙を

黒煙はとめどなく 森を街を僕を覆い
その僕は只一人友達が欲しいだけだった

黒煙は歯止めなく 空をビルを君を覆い
この僕は只一人 君が欲しいだけだった

四角い部屋の隅で 孤独に震え
晴れることのない煙に この身を委ね
吹きすさぶ無常の風は 気がふれそうで
赤黒い大地の果てに 黒煙がのぼる

見た目に全てを左右されながら
ひどく入り組んだ迷路を作り
小さな箱に大事にそだててた
ちっぽけな花は踏みにじられて
痛みに任せてなりふり構わず
微かなプライドかき立てながら
遠くの景色に微かに見える 
全てを飲み込む黒い煙に



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